[著者] 藤田公道
「歴女の時代」といわれるように、若い女性たちの間に戦国乱世の武将たちへの人気ブームが急速に高まってきている。
それを反映して、大河ドラマは、いま「お江」という姫が主役となり、美しい姫たちがいかにして戦国動乱の世を盛り上げてきたかを描こうとするドラマがはじまった。
これは男たちが入り乱れて闘争を繰り返したドラマを側面から展望しようというものだが、表面から捉えたものとはまた異なる意味合いがあるのではなかろうか。
そうした女性の側からみた戦国動乱の光景は、歴女たち心を鷲掴みにできるのでは。
その点を考えながら「お江」という姫を中心にした戦国の女たちの舞台展開を試みたい。
定価:550円(本体500円+税10%)