[著者] 矢野新一
交通網が発達して人々の行き来が盛んになってくると、地域性による人間の性格が浮き彫りになってくる。260年の幕藩体制が、県民性を形づくる大きな要因にもなっているが、地域ごとの風土や気候などが、人格の形成に大きく影響を与えることは否定できないだろう。
初対面で相手のことを知りたいとき、一番盛り上がる話題は、出身地ではないだろうか。その後のつき合いで、もっとも参考になり、役立つデータも出身地だ。
本書の本当の狙いは、読者の方々が仕事や恋愛において大いに役立てていただくことにある。たとえば、相性が合わない人間と組まなければならないケースも出てくる。勤務先の上司や、学校の先生などは、自分で勝手に選べないからだ。相性が悪い人間でもつき合い方によっては、なんとかしのげるものだ。その方法も本書では取り上げている。
一人でも多くの人が、県民性や相性を理解して幸せになっていただきたいと願うばかりである。(「はじめに」より)
定価:660円(本体600円+税10%)